短期大学と専門学校の違いとは?

短大に行くべきか、大学に行くべきか

高校から進学するとき、専門学校に行くべきか、それとも短大に行くべきか?迷う方も多いです。
専門学校は就職に向けて必要な知識を専門的に学ぶ学校というイメージがあります。
短大は大学と同じように教養を身に着けるイメージを持っている人が多いようです。

短大と専門学校の根本的な違いを理解すると、進路も少しずつ見えてきます。
短大と専門学校、その違いとは何か、しっかりと理解し自分の進路に活かすべきです。

短期大学とは大学と同じ部分と違う部分を持っている

短期間の間に共用科目と並行し専門科目などを学ぶのが短大といわれています。
大学よりもカリキュラムを短期間でこなす必要があり、大学よりもきつめの学生生活になることも特徴です。

大学と比較すると実習時間が多くなり、実習によって知識や技術を学ぶことのほうが多いので、大学よりも実践的な力、即戦力としての力を身に着けることができます。
つまり、大学と専門学校のメリットを両方いただいているのが短期大学と位置付けることができます。

専門学校は職業教育を行うための高等教育機関のこと

スクール

特定の職業に必須となる技術、知識を持ち、資格取得を目標に学科、カリキュラムが組まれているのが専門学校です。
最大の特徴は実習が多く、卒業と同時に即戦力となる能力を養う授業がお紺われているという点になります。

実習時間が多くカリキュラムも詰め込まれているので、1日休んだだけでも授業が分からなくなる・・・ということもあります。
自分が将来目指す目的がきちんとある方にむいている学校です。

短大と専門学校の違いをはっきり理解すべき

短大の教育内容は、幅広い教養を身に着けるとともに、職業などに役立つ能力を身に着けるのが目的となっています。
専門学校は専門教育が主な授業となり、職業と密接な教育を行っていること、卒業、就職と同時に即戦力となれること、授業の80%が専門教育となっていることが特徴です。

短大の修業年数は2年、医療系は3年、専門学校の場合は1年から4年、学校、なりたい職業によって年数に違いが出てきます。
入学方法については短大の場合、一般入試、推薦入試、AO入試です。
最近はセンター試験利用入試を導入する学校も多くなっています。

専門学校は一般入試、推薦入試が主軸で、最近はAO入試を導入する学校も多くなっているようです。
推薦入試は指定の学校が優秀と推薦する生徒のみが受験できる入試で、AO入試は学力よりも意欲を重視する入試です。

ほとんどの学校が書類審査と面接で、出願期間内に定員を満たすと募集締め切りということもあります。

卒業までに必要な単位数と授業時間は短大の場合、2年生で62単位以上、3年生で93単位以上です。
専門学校は夜間の場合、450時間以上、通常は800時間以上です。

卒業すると大学は学士の学位が付きますが、短大の場合は短期大学士が付きます。
専門学校の称号は、修業年限が2年以上でなおかつ、総授業時間数が1700時間以上で卒業した場合に専門士、修業年限が4年以上で総授業時間数が3400時間以上の卒業になると高度専門士の称号です。

実用的なスキルや知識を学ぶなら専門学校へ

もし既になりたい職業が決まっているのなら実用的なスキルが学べる専門学校にいくのをおすすめします。

例えば、将来的に自分のカフェをオープンさせるような夢を持っている場合であればカフェや料理の専門学校に通うのが良いでしょう。

自分がなりたい職業に関する専門学校があれば、早くその道に進んで経験を積むというのもプロフェッショナルに近づく一歩になるのではないでしょうか。