文系と理系はそれぞれどういう人が向いていますか?

理系、文系、その違いって何?

高校、大学の進学、またその先の就職などを見据えたとき、文系に行けばいいのか、それとも理系に行くべきなのか、迷ってしまうという人が多いです。
理系が得意、文系が得意と得意分野がはっきりしている人なら、迷わず選べると思います。
でも自分の中で得意、不得意もなく、文系、理系の成績も同じような感じ・・となると、どっちを選択方が将来に役立つのか・・・これは大きな悩みです。

国内では理系、文系の違いがかなり大きく、将来の進路に深く関係してくることになるので、文系と理系の違いをしっかり頭に入れて選択すべきといわれています。
将来自分が後悔しないために文系と理系についてその違いを理解すべきです。

文系脳と理系脳、脳にも偏りがあるらしい

理系

実は脳に理系と文系の偏りがあるといわれています。
人は文系脳と理系脳に分かれていて、文系脳の場合、物事を表現するとき複雑な表現をしようとし、理系脳の場合、シンプルに数式に当てはめて考えるなど、物事を規則としてとらえることが多くなるのです。

文系脳の方は物事を多面的にいろいろな方法で表現できます。
悲しいと感じたとき、例えば「心の中が冷たくなっていくと同時に、いつも見ている景色に色が亡くなっていくように感じた」と深い表現ができるのです。
逆に物事をシンプルに表現することが苦手で、さっと割り切った考え方ができないのも文系脳といわれています。

理系脳の方は物事に対して感情を入れることなく、客観的に判断できる能力があるのです。
正確に正しく答えを求めるので、何か疑問が出てくると規則性を考えて判断しようとします。
数学のように必ず一つの回答があることについてはたけているといえます。
逆に長文を読んでその時の作者の気持ちを伝えなさいというような問題は苦手です。

このような脳の系統は、生まれながらに持っている先天的な要素と、育っていく環境の中で身に着ける後天的要素によってはぐくまれるといわれています。
このうち、後天的な要素のほうがより強いといわれているようです。

自分の能力を決めつけないことが重要

もともと先天的要素を持っているとはいえ、理系脳、文系脳になるのは後天的要素のほうがより強いといわれているのですから、この先、将来のことを判断するとき自分の家庭状況や周りの人の意見を聞いて判断することは間違っています。
将来のことは、自分の直感的な要素、「こういうことをしていることが楽しい」「何となく昔から気になっていたけどやる機会がなかった」という心を大切にしてほしいのです。

人は、興味を持ったこと、してみたいと思ったことのほうがより積極的に行うことができます。
逆に人から言われたこと、本当はしたくないのにこっちのほうが今の状況にあっているからと選んだことには必ず後悔が付いて回るのです。
自分がしてみたいこと、興味があることを選択するほうが伸びしろがあると考えるほうがいいと思います。

進学先の理系文系の違いを理解しておく

高校と大学では学びに違いがあり、高校は基礎、大学はその応用を深く勉強する場所です。
高校の文系は、国語・社会が主軸となり、理系は数学、理科が主軸となります。

大学の場合、文系は法学部、経済学部、文学・人文学などとなり、理系は医学部、薬学部、歯学部、理学部、工学部などです。
つまりかなり細かく細分化されていることがわかります。

高校の場合、入学するときに理系文系に分かれることもありますが、上の学年になってから分かれることもあるので、受験する前に文系、理系を決め切れていない方は、上の学年になってから理系、文系が分かれる高校に行くほうが安心です。
大学の場合、入学の時点で文系を選択する場合、文系の楽手が必須となり、理系の場合、理系の教科を選択し受験します。
そのため、高校の間にどちらに行くのかをしっかり考えておく必要があるのです。