大学院卒は就職に不利?って本当なのか
就職するなら大学院に行かないほうがいいとよく言われます。
大学院に行くことが本当に、就職の際、不利になるのか、これは理解が必要なことです。
これから、大学院に行くことを考えている場合、理系と文系では就職に不利になる、ならないということに違いがあります。
一般的に大学院に行くと就職で不利といわれるのはなぜなのか、その理由がいくつかあるようです。
逆に大学院に行くほうが就職も有利になる場合はどのような時なのか、調べてみます。
大学院に行く場合に有利になるのは理系?
理系の方は就職先も研究分野、技術系が多いので、その分野で突き詰めた深い知識を持っている大学院卒のほうが、就職に有利といわれているようです。
学部卒の場合と比較して、大学院卒の場合は2年間、専門分野の研究を行います。
深く追求した研究を行うことで、技術系、また研究職に就きたいという場合、有利に運ぶのです。
また一般企業への就職についても、理系の知識のほうが有利といわれています。
理系の場合、専門職や技術職はもちろん、事務系になるとしても幅広い知識を持っているとされているからです。
仮に文系の方が事務職から技術職になりたいと思う時、資格が必須となることもあります。
文系はどうなのかというと、出版社、公務員などの文系スキルを活かせる職場があることは確かです。
文系の専門分野への就職となれば、大学院卒でも就職が有利になる可能性があります。
大学院に進むことでプラスになるかどうか、就職先が決め手となる
大学院に進むことで有利、不利になるかどうかは、その先どのような就職につきたいのか、それによって違いがあるのです。
ごく普通に一般職として就職したい場合、大学院に行っている要素が必要なのかというとそこは必要ないという企業も多いと思います。
この場合、2年間研究を行っていても、まったく関係ない分野なら、お給料が大学院卒よりも低い大卒を選ぶ方が企業にとって都合がいいと考えることができるのです。
でも技術系や専門的分野、営業職などの場合、大学院で学んだ大卒よりもレベルの高い知識が役立ちます。
つまり、就職先によって大学院卒が有利になる、不利になるということに違いがあるということです。
大学院卒の就職に対するメリットとは
まず、企業への就職の際、大卒よりも大学院卒のほうが、初任給も高くなります。
起業によって違いはもちろんありますが、専門的分野でその分野を仕事に活かせるとなると、インセンティブとして数万円、お給料にプラスされることも珍しくないのです。
専門性を磨くためにより充実した知識、技術を磨く、そのうえで就職先を選択したいという場合、大学院からレベルが上の大学院を受けることも可能になります。
海外の大学院に入るという選択肢もあるので、将来を見越し、より高みを目指して勉強できるという可能性もあるのです。