教師を目指す人は教育大学の方が学べる?

教師になりたい人が悩む教育学部と教職課程

憧れの教師を目指して今勉強されている方も多いと思います。
教師を目指す人の中で進路を決めるとき、教育学部に行くべきか、教職課程に進むのか、悩む方が多いようです。

まずは教職課程と教育学部の違いを理解する必要があります。
最終目的が教師であっても、選ぶ道によってその先、違いが出てくるのです。
教育学部と教職課程の違い、メリットなども理解しておく必要があります。

教育大学、教育学部に進むメリットとは

学校

教育学部に行くということは、教育系の大学に行くということです。
教育大学には多数ある教育系の科目を選択し、様々な力を得ることができます。
通常、教育系の大学は指定されている単位を取ることで教員免許を取得できるようにカリキュラムが組まれているのです。

そのため、自動的に教師になれるというイメージが強いといわれています。
必須講義の中には、教職共用科目が含まれているので、授業、テストの中で教師になるための知識、技術を学ぶ時間が必然的に多くなることもメリットです。

ただし教師にならないという判断をしたとき、つまり民間企業等に進路変更した場合、就活が通常よりも困難となることが多いといわれています。
教育学部にいたことで民間企業としては、内定を出しても結局辞退して教師になるかもしれない・・・と考えるようです。

教育課程に行くメリットとは

教育学部、教育大学の場合は、教育することを学ぶのが主軸となります。
大学で教育ということ以外も学びたいという場合には、通常大学の教育課程で学ぶ方が安心です。
もちろんほかの学部とは違い、教職課程を選択する事で教師になりたい、教育に興味を持っているという学生は多いので同じ志を持っている友人との交流ができるということもメリットになります。

また教育学部の場合、教師にならないという判断をした場合にも、教員免許取得のための勉強をしなければならず、目的が変わったのに教師になるための勉強をするということが苦痛になることも多いようです。
教職課程の場合には、進路を変えても別の勉強ができる自由さがあります。

ただし、教職課程の場合には、通常の学費以外に、履修費用、実習費用などが別途筆いようになるので注意が必要です。
また教職課程を履修する学生は、通常講義プラス、教職課程の講義も受けなければならず、カリキュラムがハードになるという面ももっています。